案内人
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III

子供 の 置 き 忘 れ た
カ ー ド

A Child's Forgotten Cards
  

作家には、小さな娘がいたという。
毎年クリスマス、彼女はひらがなを書いた紙のカードを父に贈った。
たった一つだけの、ささやかな贈り物。

1995年の冬、五枚のカードが、
この遊具広場のすべり台のそばで見つかった。
雪に濡れて、半ば泥に汚れていたという。

「三枚を並べれば、
あの子の願いが現れるはずだ。」

カードを集める子供
— 五 枚 の カ ー ド —
三 枚 を 順 に 並 べ よ
— 残 さ れ た カ ー ド —
ヒント / HINT

五枚のうち、三枚を選び、左から順に並べる。
現れるのは、ひらがな三文字の言葉――

クリスマスの夜、小さな娘が、星空に向けて口にする、たったひと言。

― 解 読 成 功 ―
ね が い
泥に汚れた紙片の裏、幼い字でこう書かれていた。
「とおさん、ことしもねがいが、おそらにとどきますように。」

――三つの言葉が、すべて揃った。
ほしそらねがい――
最後の章を、いま読み解くとき。
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